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2022年9月30日

2025年から省エネ基準適合義務化へ!詳しく解説します!



省エネ基準適合義務化により、2025年から新基準での新築建築が求められます。
いったい、何がどのように変わっていくのでしょうか。

そこで今回は、省エネ基準適合義務化について解説します。
あわせて省エネ住宅の種類やメリットもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

□2025年度からの省エネ基準適合義務化とは?


2022年6月13日、「建築物省エネ法等改正案」が参議院で可決・成立しました。
この改正によって何が変わるのか、ご紹介します。

 

*そもそもの省エネ基準とは


マンションや一戸建ての建築物の省エネ基準とは、簡単に言えば、建物の断熱性能の基準のことです。
建物自体の規模や、地域によって求められる断熱性能が、法律で決まっています。

 

*先進国では遅れをとっている日本の断熱基準


この断熱性能を客観的にランクをつける「断熱等性能等級」という仕組みがあります。
それは、等級1〜4まであり、数字が大きくなるにつれて優秀です。
すなわち、等級1は無断熱、等級4は断熱性能が優れているということです。

しかし、この等級4は、日本の中では最高であるにもかかわらず、先進国の中では最低クラスだと言われています。
加えて、この等級4は努力目標のような扱いであったため、尚のこと遅れをとっていることが明白になっていました。

 

*今後は等級4が義務に


カーボンニュートラルやSDGsが注目を集める中、日本の政策目標の「温室効果ガス46%削減」を背景に、住宅の省エネ基準の見直しがされます。
等級も4までであったのが、5、6、7が新設され、基準が見直されます。

法改正では簡単にまとめると、以下の3つが大切なポイントです。

・新築住宅は等級4以上が義務付けられる
・省エネ性能表示が推進される
・既存建物の省エネに関した改修に低利融資制度が創設される

つまり、今後の新築住宅は全て等級4以上のものになり、消費者は断熱性能の比較や判断が容易になり、断熱に際した工事費は低利の融資で優遇される、ということです。

ちなみに、省エネ性を評価する指標としては、先ほどご紹介した断熱性能、正しく言うと「外皮性能」の他に、もう1つの指標があります。
それは「一次エネルギー消費量」です。
これは言い換えれば、建物の利用に伴う直接的なエネルギー消費量です。

 

□省エネ住宅の種類


ここでは、省エネ住宅にはどのような種類があるのかをご紹介します。
以下の5つを順番にご紹介します。

・ZEH住宅
・LCCM住宅
・認定長期優良住宅
・認定低炭素住宅
・スマートハウス

ZEH住宅は、「ネットゼロエネルギーハウス」の略で、エネルギー収支をゼロ以下にする家という意味です。
省エネと太陽光発電の創エネを組み合わせ、年間の一次エネルギー消費量を実質ゼロ以下にすることを指します。

LCCM住宅は、「ライフサイクルカーボンマイナス」の略で、ZEHの考え方に加えて、住宅の建築段階から解体までを通じて、二酸化炭素の収支を実質ゼロ以下すなわちマイナスにすることを指します。

認定長期優良住宅は、長く安心に快適に暮らせる家として、認定を受けている住宅のことです。
省エネ性はもちろん、バリアフリー、耐震性、劣化対策、維持保全計画などさまざまな認定項目があります。

認定低炭素住宅は、省エネ性と、二酸化炭素排出抑制の対策が取られている住宅のことです。
認定項目は、省エネ性と、省炭素化のための措置の2つです。

スマートハウスとは、家の照明や家電、給湯機器など、IT技術を使って管理し、エネルギー消費を最適化する住宅のことです。
電気や水道、ガスといったエネルギーの利用状況を、技術を駆使して管理・把握し、エネルギー消費を最適化します。

 

□省エネ住宅のメリット


ここまでご紹介してきた省エネ住宅ですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。
今回は省エネ住宅のメリットを3つご紹介します。

 

*家計にも優しい


「省エネ」と言うくらいなので、環境に優しいのはもちろんですが、家計にも優しいのが特徴です。
電気代もガス代も、エネルギーに対して払うお金です。
そのため、省エネ=省エネルギーは、そのまま家計に優しいのです。
太陽光発電で創エネもすれば、さらに家計にプラスに働きます。

 

*暮らしが豊かに


断熱性能が高い住宅では、部屋の温度変化が少なく、快適な温度で暮らせれます。
また、ヒートショックの防止や高血圧症の防止などの健康にも効果的です。

 

*災害時にも安心


太陽光発電や、蓄電池を備えた住宅の場合、停電時や災害時に安心です。
特に小さい子供やペットがいるご家庭は、緊急時の非常電源があると安心でしょう。

 

□まとめ


今回は省エネ基準適合義務化についてご紹介しました。
今後、環境に良い新築住宅が増えていきます。
その中で、きちんと省エネ住宅について理解することが大切です。

 注文住宅に関する質問やお悩み等ありましたら、当社までお気軽にお問い合わせください。
お客様の理想の家を建てるために、丁寧にお手伝いさせていただきます。
蓮田市・伊奈町・白岡市・久喜市周辺で注文住宅を検討している方は、ぜひご相談ください。