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2023年4月21日

平屋に使われる屋根と素材の種類をご紹介!


屋根は住宅の印象を大きく左右する要素です。
2階建ての住宅だけでなく、平屋でも屋根は家の印象に大きく影響します。
本記事では、平屋で使われる屋根の形状の種類と屋根材についてご紹介します。
平屋を検討している方はぜひ参考にしてください。

 

□そもそも屋根の役割とは?


屋根の役割とは一言で表すと「自然環境や自然災害から家族の生活を守り、その他にも建物全体の外壁なども守ること」です。
さらに具体的に役割を大別すると3つの役割があります。

1.防水性
雨や雪が降っても、屋根によって濡れずに過ごせます。

2.断熱性
暑い夏は屋内の気温の上昇を最低限に抑え、寒い冬は屋内の熱を逃さず保ってくれます。

3.防音性
外からの音を遮り室内を静かに保ち、屋内からの音は漏れるのを防いでくれます。

 

□平屋に使われる屋根の種類について


平屋はどのような屋根が選ばれているのでしょうか。
平屋でよく使われている屋根を5種類ご紹介します。

1.片流れ屋根

片流れ屋根は、1枚の大きな屋根が片側に傾くように設置されたものをいいます。
雨水が片側に流れるように設計されているため、雨漏りがしにくくなっています。
また、1枚屋根というシンプルな構造であるためコストが抑えられ、メンテナンスも比較的容易です。
さらに、屋根の方角を南向きにし、効率的に太陽光パネルを配置すると安定した発電量を得やすいのも魅力的です。

一方で、特定の方向のみに雨水が集中するため、豪雨に対する対策をして隣家へ迷惑が掛からないように注意する必要があります。

2.切妻屋根

切妻屋根は、いわゆる「三角屋根」の事であり、広く普及している屋根の1種です。
広く普及しているため、効率的な施工が行え、片流れ屋根と同じように設置コストを抑えられることが特徴です。
また、一面の面積が広いため太陽光パネルを設置しやすく、ほとんどの屋根材を無理なく採用できる点もメリットです。
換気用の小窓も設けやすいため、ロフトを設置しやすいのも特徴です。

一方で、外壁4面のうち2面は屋根の軒が出ている部分が無いため、雨風や日当たりの影響を強く受けます。

3.寄棟屋根

寄棟屋根は切妻屋根に少し形状が似ていますが、面をさらに加えて、合計4つの屋根面になるのが特徴です。
切妻屋根と同じように広く普及している屋根の1種です。
4つの屋根面で支えているため、切妻よりも頑丈な構造となっており、風雨に強いのが特徴です。
また、どの面からでも屋根の軒が出ている部分が生まれるため、外壁を強い日差しや雨風から守れるのもメリットです。

一方、切妻屋根と比べて換気用の窓を天井付近につけるのは難しいため、ロフトを設ける際には室温と湿度の管理が必要となります。

4.招き屋根

招き屋根は、屋根の左右で高さや勾配に差をつけて、段違いに設置されています。
段違いの屋根は個性的な外観を演出しやすく、さらに、形状がシンプルであるため、コストは安価に抑えやすい点が、メリットです。

一方で、屋根と外壁が接触する部分の雨仕舞い(雨漏りしないように接着すること)をしっかり行わないと、雨漏りのリスクがあります。

5.陸屋根

陸屋根はフラットな形状をしており、屋根に勾配がなく平らな屋上ができる屋根です。
広い屋上が確保できる点と、箱形のスタイリッシュな外観が魅力的です。

一方で、屋根に傾斜がないため排水性が悪く、雨水がきちんと処理できるような設計が必要です。

 

□屋根の素材の種類について


屋根は形状だけでなく、素材も重要です。
代表的な素材を3つご紹介します。

1.日本瓦

日本瓦は粘土の焼き物で出来ており、古くから日本で親しまれています。
重みや厚さもあるため、耐久性に優れており、断熱・耐熱・遮音効果などが見込めます。
釉薬をかけてあるものは防水性能もあるため、物理的な破損がない限り交換する機会も少なくても済みます。
瓦の重さで台風や地震による影響を増大させてしまう場合もありますが、近年では耐震や遮熱を意識した瓦もあります。
しかし、瓦屋根職人が少ないため、費用が高くなってしまうことがデメリットです。

2.ストレート

ストレートは瓦の1種で、近年の住宅でよく利用されている人気の屋根材です。
セメントと繊維質を混ぜて作られており、フラットな板状の仕上がりとなっているため、寿命は30年程度が一般的です。
様々な色やデザインがあり、価格も安いことから、外観にこだわりながらも建設費用を削減できます。
しかし、耐久性は十分とはいえないため、定期的に塗装や葺き替えなどの修繕が必要となります。

3.ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板はアルミニウムに亜鉛などを合わせた合金のメッキ鋼板です。
耐熱・耐食・防腐機能が期待できます。
また、寿命も30~50年と長く、メンテナンスの頻度を抑えられるのが特徴であり、重量も他の屋根材と比べると軽いため、耐震面でも強みがあります。
しかし、薄いことから落下物や飛来物の影響を受けやすかったり、金属性であるため、海風が当たる場所では劣化しやすい点などがデメリットです。

 

□まとめ


本記事では、屋根の役割、平屋に使われる屋根のデザインと屋根材についてご紹介しました。
デザイン性や機能性、土地柄などをよく考えて、後悔のないように屋根を選びましょう。
当社では、伊奈町・白岡市・久喜市周辺で注文住宅の受注、リフォーム、公共事業などを行っております。
お客様のニーズに合わせた注文住宅を提案させて頂きます。
注文住宅についてわからないことがありましたら、当社まで気軽にお問い合わせください。