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2023年5月12日

新築の外壁の素材と選び方のポイントをご紹介!



家において外壁は外観の大部分を占めるので、全体の印象を大きく左右します。
また、外壁の種類によって断熱性や耐久性は家の機能性にも大きく関わるため、外壁をどのようにするかを考えることは家づくりにおいてとても重要です。
そこで、今回は家の外壁を素材と色の観点から解説します。

 

□新築の外壁の素材の選び方について


外壁に使われる素材の種類について解説します。

1.窯業系サイディング

サイディングとは板状に形成されている外壁材であり、セメントを主原料として窯業系、金属、木質、樹脂などの種類があります。
一戸建てで最も使われているのはセメントに繊維質などを混ぜて成型された窯業系サイディングです。
一般社団法人日本窯業外壁材協会によると、外壁の素材として窯業系サイディングが76.8%を占めています。

選ばれる理由は、デザインとカラーバリエーションが豊富であり、さらに、木目調やタイル調、石調などの好みの外観を選べるからです。
また、施工やメンテナンスが比較的容易であるため、初期費用やメンテナンス費が抑えやすいのも魅力的です。
最近はセルフクリーニングなどの機能に特化した製品や紫外線による劣化を軽減する塗料が使用されている製品もあります。

一方で、水に弱いという性質があり、水の染み込みや汚れの付着を抑えるために表面にコーティングをする必要があります。
よって、10年に1度塗り替えの必要があります。

2.金属サイディング

金属の板材と断熱効果のある裏打材を合わせた外壁材です。
シンプルかつスタイリッシュな外観になり、素材にガルバリウム鋼板が使われている場合、軽量で施工しやすいです。
また、軽いため家屋に負担をかけずに耐震性が高く、さらに重ね合わせるように施工されているため耐水性が高いことも特徴です。

一方で、塗料が劣化すると耐水性が落ち、さびの原因となります。

3.ALCパネル

軽量泡コンクリートの外壁材です。
原料は、珪石、生石灰、セメント、発泡剤などを原料としています。
通常のコンクリートよりとても軽く、気泡が空気の泡を作るため、熱伝導性が低く、耐熱性に優れており、気泡には音を吸収する効果もあるため遮音性が高く、さらに、不燃材料であるため、耐火性があるのが特徴です。

一方で、サイディングと比較すると高価な外壁材であるため、初期コストが高くなります。
また、吸水性が高いため、表面を防水塗料で保護せずにいるとひび割れの恐れがあります。

4.タイル

石や土などを原料として、高温で固められてできています。
高級感があり、意匠性が高いことが大きな魅力です。
また、耐水性や耐火性に優れ、経年劣化しにくいため、メンテナンスがあまり必要ないことも特徴です。
一方で、初期費用は他の素材に比べて高額であるため、長い期間で考えたコストパフォーマンスを重視している方にお勧めです。

5.塗り壁

塗り壁とは、砂とセメントと水を混ぜたモルタルという壁材を左官職人が手作業で仕上げる外壁です。
オンリーワンの外観にできることが魅力的です。
一方で、職人の腕により差が出やすいことや工事価格が高くなりやすいことなどが欠点として挙げられます。

 

□新築の外壁の素材の選び方について


新築の外壁の素材を選ぶにあたって次の3つのポイントを意識しましょう。

1.デザイン性

外壁は外観の大部分を占め、家の印象に大きく作用するため、デザイン性はとても重要です。
外壁は、頻繁に変えることはあまり考えられないため、個人の好みだけでなく、周囲の環境にも配慮して周囲からあまり浮かないようなデザインにすることが大切です。

2.機能性

使用する素材によって外壁の機能性は大きく異なります。
例えば、外壁の色を白にすると遮熱性が高く、夜には街灯の光を反射するため視認性が高くなるという特徴が生まれます。

3.価格・予算

外壁の素材を選ぶときには予算を踏まえたうえでの価格の検討も大切です。
外壁素材は値段も幅広く、種類も豊富であるため、目的にあった素材を選ぶことが重要です。

 

□外壁の色の選び方について


ここでは、外壁の色選びのポイントを3点解説します。

1.汚れ・色あせの目立ちにくさを考慮する

自分の好きな色を選ぶのももちろん大切ですが、メンテナンス性も考えることは大切です。
色によって汚れにくさや色あせの目立ちにくさに違いができます。
ベージュやアイボリー、グレーなどの淡い色や中間色などが汚れが目立ちにくいです。
一方で、ホワイトやブラックは汚れが目立ちやすいです。

2.周囲の景観から浮いていないかどうか

外壁の色があまりにも奇抜である場合、自分の家だけが周囲から浮くことが多くあります。
予め、新築する土地周辺や街並みを見学して、どのような雰囲気であるか把握しておきましょう。

3.実物の外壁を見る

画像や写真で色の確認はできますが、可能であればモデルルームなど実際に自分の目で確認しておく方が良いです。
太陽光の当たり具合によって見え方などが変わる場合もあり、そういうことは実際に自分の目で確かめないと中々わかりません。

 

□まとめ


本記事では、外壁の素材と色の観点から解説しました。
外壁の素材や色によって外観や機能が大きく変わるため、自分の用途に合わせて決めましょう。
当社では、お客様の希望に寄り添った家づくりを行っております。
伊奈町・白岡市・久喜市周辺で家づくりに興味ある方は、是非当社にお問い合わせください。