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2023年6月9日

新築の外壁選びを素材やカラーの点から解説!


せっかく新築を建てるならおしゃれな家にしたいですよね。
外壁は外観の大部分の面積を占め、家の印象を左右するため、外壁をどうするかは家づくりにおいて重要です。
そこで、今回は新築の外壁選びについて素材やカラーの点から解説します。

 

□新築の外壁素材選びのポイントとは?


新築の外壁素材を選ぶポイントは3つあります。

1.デザイン性

外壁は家の外観で最も目立つ部分の一つであり、外観の大部分を占め、全体の印象に大きく影響を与えます。
個人の好みだけでなく、周囲の環境も考慮して、周囲から浮かないようなデザインにしましょう。

2.機能性

外壁の機能性は、使用する素材によって大きく異なります。
例えば、白い壁にすると遮熱性が高く、夜には街灯の光を反射するため視認性が良くなります。
素材以外にも塗料によって変わります。
塗料の中には、雨が降った場合に外壁が汚れを洗い流し、きれいな状態を保つ「セルフクリーニング機能」を持つもの、遮熱性や断熱性に優れているものがあります。

3.価格・予算

外壁素材を選択するときは、予算の範囲内で価格を検討することが大切です。
外壁素材は種類が豊富で、価格帯が幅広いため、目的に沿った素材を適切に選びましょう。

 

□外壁素材の種類を解説!


外壁の機能性は素材によって変わると先ほど解説しました。
ここでは、主な外壁素材を解説します。

 

*窯業系サイディング


「サイディング」とは、セメントを原料とした窯業系、金属や木質、樹脂などの素材を板状に形成した外壁材のことです。
窯業系は最も使われており、外壁素材の76.8%が窯業系です。
窯業系が人気である理由は、カラーバリエーションやデザインが豊富で、タイル調や木目調、石調など好みの外観デザインを選べるからです。
また、初期費用やメンテナンスコストを抑えられることもメリットです。

しかし、水に弱いという性質があり、水の染み込みや汚れの付着を防ぐため、定期的にコーティングをする必要があります。
目安としては、10年に1度程度の塗り替えが必要です。

 

*金属サイディング


金属サイディングの中でも、スタイリッシュかつシンプルな外観になり、軽量で加工しやすいという点からガルバニウム鋼板がよく使用されています。
軽いため耐震性が高く、さらに重ね合わせるように施工するため耐水性が高いことが特徴です。
ガルバニウム鋼板は比較的錆びにくい素材ではありますが、定期的に洗浄することにより、錆の発生を抑えられます。

 

*ALCパネル


ALCは軽量気泡コンクリートのことを指し、セメント、生石灰、珪石、発泡剤などを原料としています。
無数の細かい気泡により通常のコンクリートよりとても軽く、断熱性も優れています。
さらに、遮音性が高く、不燃材料であるため耐火性があることも特徴的です。

しかし、ALCはサイディングに比べて高額な素材であるため、初期コストがかかります。
さらに、吸水性が高く、表面を定期的に保護しなければひび割れや膨張の恐れがあります。

 

*タイル


タイルは石や土を高温で焼き固めて作られており、高級感があり意匠性が高いことが最大の魅力です。
また、耐水性や耐火性に優れており、経年劣化しにくいため、メンテナンスがあまり必要ありません。
しかし、サイディングなどと比べると初期費用は高額となります。

 

*塗り壁


塗り壁にはモルタルというセメントと砂と水を混ぜた壁材が使われることが多く、左官職人が手作業で仕上げていきます。
職人の道具の使い方により様々な表情が生まれるため、オンリーワンの外観に仕上げられます。
また、継ぎ目が見えにくいことも特徴の一つです。

しかし、塗り壁は職人の腕により仕上がりに差が生じ、手作業であるため工事価格が高くなる傾向にあります。
また、汚れがつきやすく、ひび割れも発生しやすいため注意が必要です。

 

□外壁のカラーの選び方とは?


外壁のカラーは次の4つのポイントを意識して決めましょう。

1.周りの景色と調和する色を選ぶ

好きな色を選んでも良いですが、長く住む家であるため周りの景色になじむように、奇抜な色はなるべく避けた方が良いです。

2.汚れや傷、劣化が目立たない色を選ぶ

黒や白は汚れや傷がついた時に目立ってしまうため、白黒1色ではなく、微妙に他の色も混ざったものを選びましょう。
また、濃い色よりも薄い色の方が劣化が目立ちません。

3.モデルハウスや住宅展示場などで実際に使われているものを選ぶ

小さなサンプルで見るのと外壁全体で見るのとでは面積が違うため、印象が変わることが多いです。
特に外壁材の凹凸が多い場合、日光に当たると影が落ちるため、色の見え方が変わります。
できるだけ実物サイズで確認してから色を決めると安心です。

4.ドアや屋根などの設備の色とのバランスを考える

家全体に統一感を持たせることがおしゃれな家にするためのコツです。
ドアや屋根、サッシなどの設備とのバランスも考えましょう。

 

□まとめ


本記事では、外壁の素材ごとの特徴、素材とカラーの選び方について解説しました。
素材とカラーの組み合わせによって印象や機能性が大きく変わるため、周囲の環境、外壁にかけられる予算を照らし合わせながら決めましょう。
当社では、お客様のご希望に寄り添った家づくりを行っております。
伊奈町・白岡市・久喜市周辺で注文住宅を検討されている方は、ぜひ当社までお問い合わせください。