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2020年10月5日

注文住宅を省エネにするメリットとは?蓮田市の住宅の専門家がお答えします!


省エネ住宅に興味をお持ちの方はいらっしゃいませんか。
エネルギーの消費を抑えられたら、その分費用がかからないので省エネを気にするという方も多いでしょう。
省エネ住宅にすることで普段の光熱費が削減され、生活に余裕が生まれます。
しかしだからといって、考えなしに省エネ住宅にしてしまうと後悔してしまう可能性もあるので、注意しておくべき点があります。
また、省エネ住宅に認定されるためにはいくつかの基準を満たさなければなりません。
今回は注文住宅を省エネにするメリットや、その基準、注意点とその対策についてご紹介します。
加えて費用面で心配な方のために減税制度についても挙げていきます。
この記事を見ていただくと、省エネ住宅のイメージが変わるでしょう。

 

□省エネ住宅のメリット


省エネ住宅と言えば、エネルギーの消費が抑えられるため、地球環境に優しい住宅というイメージを
お持ちの方が多いのではないでしょうか。
しかし、省エネ住宅のメリットはそれだけではありません。

まず、省エネ住宅にすることで、家の中の温度差が小さくなります。
省エネ住宅は、窓や壁、天井といった部分に断熱材が使用されているため、気密性や断熱性が
高い構造となっています。
これにより、外の気温の影響を最小限に抑え、快適な住空間を実現してくれるのです。

また省エネ住宅は、健康に優しい住宅づくりをしたい方にもおすすめでしょう。
住宅内の温度が一定に保ちやすくなるので、急激な温度変化による血圧変動で体に悪影響を与える症状である
ヒートショックを引き起こす可能性を減らしてくれます。
さらに、結露やカビの発生を抑えられることも特徴として挙げられるので、清潔な空間を維持しやすくなるでしょう。

 

□省エネ住宅に認定されるための基準とは?


省エネ住宅に認定されるためには、政府が定めている2つの基準を満たしている必要があります。
それが「外皮性能の高さ」「一次エネルギー消費量」の2つです。

1. 「外皮性能の高さ」
外皮性能とはつまり、「外壁・屋根・窓」などの部分における断熱性能・機密性能の高さを指します。

これらの性能が高いと、例えば夏の室内においてクーラーで冷やした空気が外に漏れにくくなり、かつ外気の暑さによる影響を受けづらくなります。
冬も同様で、暖房やストーブで暖めた暖気が外へ漏れにくくなり、外の寒さの影響も最小限に抑えられます。

省エネ住宅として認められるためには外皮性能、つまり断熱性や気密性が高くなければいけません。
一般的には、断熱材や遮熱塗料を用いることでさらに外皮性能を上げています。

2. 「一次エネルギー消費量」
この一次エネルギーは、冷暖房・照明・テレビや冷蔵庫などの家電などに使われるエネルギーのことを指します。
つまり電気代や光熱費のことです。

省エネ住宅に認定されるためには、一次エネルギー消費量が国に定められている一定基準値を下回っている必要があります。

このように省エネ住宅認定のためには2つの基準を満たさなければならず、ハードルは高いといえます。

ただ、これらの基準における基準値は地域によって異なるため、自身の住んでいる地域によって必要とされる基準値も変動するということに注意しましょう。
理由としては、日本は地域ごとに気候や温度・湿度が変わるからです。

 

□省エネ住宅に使える補助金制度について


省エネ住宅に求められる基準は高く、それに伴って工事のレベルが上がるため、従来の住宅に比べて費用が高くなる傾向にあります。
場合によっては、省エネ住宅を望んでいても費用が高くて諦めざるを得ない方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方は補助金制度を利用することをおすすめします。

 

*地域型住宅グリーン化事業に対する補助金


これは、省エネ基準を満たしている住宅の、購入・新築、あるいは省エネリフォームに適用される補助金制度です。
ただしもう一つの条件として、「地域の木材が建材として用いられている」必要があります。

 

*ZEH(ゼッチ)住宅に対する補助金


ZEH住宅とは、エネルギー創出量が消費量を上回り、電気や熱などのエネルギーの創出が安定して行える住宅のことです。
これによって電気代・光熱費がほとんど必要なくなるので、省エネ住宅の1種に分類されています。

このZEH住宅の購入・新築、それに伴うリフォームなどに適用される補助金制度になります。

 

□省エネ住宅にする際の後悔ポイントと対策について


考えなしに省エネ住宅にすることで後悔してしまう場合があるので、その例と解決策を一緒に見ていきましょう。

1. デザイン・間取りが好みでない
省エネ住宅にするにあたり、どうしても間取りや設備が制限されてしまうことがあります。
例えば「天井を高くして開放感を得たい」と思っていても、天井を高くすることで室温の維持が難しくなるのでプランに組み込めないのです。

これを加味して、デザインや設計が上手な施工業者に依頼することをおすすめします。
省エネに必要な設備をきちんと導入しつつ、自分の好きなデザインや間取りを実現できます。

2. 屋根が重くなることで耐震性が下がる
省エネ住宅は屋根に太陽光パネルを設置する場合があり、それによって屋根が重くなり、建物全体の耐震性に影響を与えてしまいます。
対策としては、耐震性の高い家を設計できるようなスキルを持った施工業者を選ぶことをおすすめします。

3. 建築費用が高い
省エネ住宅は、従来の住宅よりも断熱性能や気密性能の高さにこだわっているため、比較的建築費用が高くなってしまいます。
なぜならば、省エネ住宅には欠かせない断熱材や遮熱塗料を多く用いるためです。

建築費用がネックで、省エネ化を諦めざるを得ない方もいらっしゃるでしょう。
対策として前章でご紹介した補助金制度を用いることで、解決につながります。
国としても省エネ化を進めるための策としていくつかの補助金制度があるので、条件を満たしている場合も積極的に利用しましょう。

 

□省エネ住宅を建設する際に知っておくべきポイント


ここまでで省エネ住宅のメリットについてお話ししてきましたが、次に建設する前に知っておいてほしいことについて
ご紹介します。
エコ住宅に住みたい方は、補助金で費用が抑えられる可能性があります。
例えばゼロエネ住宅補助金の場合、ゼッチと呼ばれる使うエネルギーと発電するエネルギーがほぼ同じになる住宅を
購入すると、70万円の補助金が交付されます。
もちろん、補助金を受け取るには、事前の相談や手続きが必要になりますが、費用を削減したい方にはおすすめでしょう。

しかし、ここで注意していただきたいのは、補助金を受けるために本来必要でない設備を設置するという行為はしないでください。
あくまで、自分たちが快適に過ごせる空間を作ることが大事ですので、無理やり省エネ性能を持たせた住宅にする必要はありません。

 

□まとめ


今回は、注文住宅を省エネにするメリットについてご紹介しました。
省エネ住宅は、地球にも家庭にも嬉しいマイホームになる可能性を秘めています。
ご自身のライフプランと照らし合わせながら、住宅の設計を決められると良いでしょう。
また省エネ住宅に認定されるためには、「外皮性能」「一次エネルギー消費量」の2つが基準を満たしている必要があることに注意しましょう。
伊奈町・白岡市・久喜市周辺で省エネ住宅にご興味のある方は、ぜひ当社にご相談ください。
加えて費用面で省エネ住宅の検討が難しい場合は、国の補助金制度を用いることをお勧めします。

エコ住宅に関する情報が知りたい場合は、ぜひこの記事を参考にしてください。
当社は蓮田市で注文住宅の販売を手がけており、省エネ住宅を得意としております。
注文住宅・省エネ住宅の購入をお考えの方、住宅に関する疑問点がございましたら
当社までお気軽にお問い合わせ下さいね。