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2020年10月9日

蓮田市にお住まいの方へ!気密性が高い注文住宅についてご紹介します



注文住宅をお考えの方はいらっしゃいませんか。
住宅の性能を決める際に、どんな性能が高ければ自分は満足なのかが分からないという方も
いらっしゃるかと思われます。
結論から言うと、住宅の気密性が高いほど住み心地がアップします。
住宅の気密性とは室内がどれだけ密閉されているかを表すもので、気密性が低いと様々な悪影響を及ぼします。

しかしだからといって、むやみに気密性を上げるのも失敗の原因になるので注意が必要です。
もちろん住宅の性能を決めるポイントはたくさんありますが、今回は注文住宅において、気密性が高い方が良い理由や注意点についてご紹介します。

 

□気密性が高い住宅が必要な理由


そもそも気密性が高い住宅とは、どのような住宅なのでしょうか。
簡潔に答えると、できるだけ隙間をつくらないように建てられた家のことです。
では、なぜ気密性が高い住宅が必要なのでしょうか。

理由の1つ目として、省エネ性能を高めてくれることが挙げられます。
気密性が高い住宅は、隙間がほとんどないため空気が外に漏れにくく、また外からの空気の流入も
防いでくれます。
その結果、冷暖房といった空調設備で設定した温度を一定に保つ効果が働き、冷暖房効率が高くなるので
省エネに繋がります。
また、温度を一定に保ちやすいことから断熱性能の向上も期待できるでしょう。

2つ目は、室内の結露の防止に役立つことが挙げられます。
屋外と室内の気温差によって発生する結露は、放置しておくとカビが発生したり、建材の腐食を
もたらすおそれがあるので危険です。
建材の腐食は住宅の劣化につながるため、修復する際に多額のお金がかかる場合があるでしょう。
また、結露は、冬の寒い時期は毎日のように発生するため、雑巾で拭くのも大変です。
よって住宅の老朽化を防ぐためにも、気密性は重視すべきポイントなのです。

3つ目は、床が冷えるのを防げることが挙げられます。
気密性が低いと家の隙間が多くなり、床の底冷えに繋がるのです。
例えば、気密性が低い家で暖房をつけることで、暖気が上に行き、屋根から逃げていきます。
そして外へ逃げた分、床から冷気が入り込み、床付近へ停滞します。

こうなると床と天井の間での温度変化が激しくなるのです。
気密性を上げることで、床だけ冷えることを防げるのに加え、室温の変化をできるだけ抑えられます。

4つ目は、湿度が安定することが挙げられます。
気密性が低いと家の隙間から空気が漏れたり、外から空気が入り込んだりするので、それに伴って湿度も変化します。

意図せず湿度が変化すると快適性も悪くなりますし、体調に影響を与える可能性もあります。
特に夏は湿度が非常に高くなることが多いため、高い湿度の空気が入り続けることで蒸し暑さによって快適性が下がりますし、熱中症の危険性さえもあります。

5つ目は、汚染された外気の侵入を防げることが挙げられます。
日本の空気は以前に比べて、黄砂や花粉、工場や車からの排気などによって汚れてきています。
これらが健康に悪いのは明白なのですが、気密性の低い住宅の場合はそんな空気を積極的に取り入れることになります。

花粉症やぜんそく、気管支炎などの呼吸器系に関する疾患をお持ちの方の場合、これらの汚れた空気によって知らず知らずのうちに症状が悪化するかもしれません。
外にいるときは仕方ないですが、家の中までこうだと安心して暮らせませんよね。
これは気密性を高くして、適切な換気システムを導入することで解決できます。

 

□気密性が悪いとどのようなことが起こる?


気密性が悪いことによる悪影響は、「寒さや暑さの影響を受ける」「光熱費が増える」「住宅が劣化する」の3つです。
どれも私たちが生活する上で快適性や安全性に関わってくるものですので、それぞれ見ていきましょう。

1. 「寒さや暑さの影響を受ける」
「気密性が低い=住宅の隙間が多い」ということになるので、その隙間部分から外気が入りこんだり室内の空気が漏れたりするのです。

これによって、例えば夏にクーラーで冷やした空気が外の暑さによって影響を受けたり、冬に暖房で暖めた空気と外の寒気が入れ替わったりします。
これでは普段の生活における快適性がダウンしてしまいますよね。

2. 「光熱費が増える」
1でご紹介したように、室温が冬の寒さや夏の暑さの影響を受けるため、その分冷暖房効率を上げなければいけません。

冷暖房以外にも、扇風機やストーブなどを使うこともあると思いますが、これらの稼働率が上がることで電気代・光熱費が上がり、生活の負担になるでしょう。
特に最近は物価の上昇に伴って電気代がかなり上がっているので生活への打撃は避けられません。

3. 「住宅が劣化する」
気密性が低いと隙間から風が入り込むのですが、風に含まれる湿気が住宅内部の建材や木材の劣化の原因になってしまいます。
湿気によって結露が発生し、それによってカビの発生にも繋がり、内部の劣化が顕著に現れ始めます。

 

□気密性が高い住宅に住むメリット


住宅を高気密化することで得られるメリットとしては、省エネ性、耐久性、快適性の3つがあります。
省エネ性や耐久性は先ほどお話した内容と被りますので、ここでは快適性についてお話しします。

気密性が高い住宅は換気効率が良いため、体に害のある物質を効率的に屋外へ排出してくれます。
換気効率が良いと、きれいな空気が室内に維持されやすいため、快適で健康的な室内環境が作れるでしょう。

また、健康面ではヒートショックによるリスクも軽減できます。
ヒートショックとは、暖かい場所から急激に寒い場所へ移動した際に起こる症状です。
発症すると血圧が一気に上がり、意識を失ったり心筋梗塞を引き起こしたりするため、注意が必要です。

 

□気密性の高い住宅における注意点について


気密性の高い住宅は欠点が全くないわけではなく、いくつか注意していくべきこともあります。

 

*結露の発生


気密性の高い住宅に結露が発生するのはイメージが付きにくいかもしれませんが、壁内と柱と断熱材の間にできる「壁内結露」が発生することがあり、これによりカビ発生や建物の劣化に繋がります。
現状、24時間換気システムの導入が義務付けられているので、その心配も少ないですが、可能性としてはあるということを留意しましょう。

 

*コストが高い


気密性の高い家にするためには、良い断熱材をみっちりと壁内や屋根などに用いなければなりません。
そのため、どうしても費用がかかってしまい、予算的に厳しいという方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、気密性の高い家にすることで将来的なランニングコスト低下に繋がるということも、事実としてあります。

 

*暖房器具が制限される


気密性の高い家では、換気ができなくなる可能性があるので、石油を用いた暖房器具が使用不可能なことが多いです。
そのため、基本的にはエアコンのような暖房器具を使うことが推奨されています。

 

□まとめ


今回は、気密性が高い注文住宅についてご紹介しました。
住宅の購入は決して安い買い物ではないため、予算をできるだけ削減したい方も多いでしょう。
しかし、住宅の性能が低いと後悔する可能性が高くなるので、気密性といった住宅の性能に関する部分への費用の削減は、控えたほうがよいと思われます。
もちろん気密性を高くすること自体の費用はかかりますが、その後の光熱費削減・快適性アップにつながるので、将来的なメリットは大きいと言えます。

省エネ住宅に関する情報が知りたい場合は、ぜひこの記事を参考にしてください。
当社は蓮田市で注文住宅の販売を手がけており、省エネ住宅を得意としております。
伊奈町・白岡市・久喜市周辺で注文住宅・省エネ住宅の購入をお考えの方、住宅に関する疑問点がございましたら当社までお気軽にお問い合わせ下さいね。