NEWS&BLOG

ニュース&ブログ

2024年5月3日

オール電化の実体験から学ぶメリットと後悔ポイントについて解説!



新築の家を建てる際には、環境や経済性、そして何よりも日々の生活の快適性を重視する人々が増えています。
特に、現代の住宅トレンドの一つであるオール電化は、その利便性とエコフレンドリーな側面で多くの実用主義者たちの注目を集めています。
この記事では、オール電化の導入におけるメリットとデメリットをはじめ、皆さんの家づくりにおける最適な選択をサポートします。

 

□新築でオール電化にする後悔とは?


オール電化を選択した家庭から、期待とは異なった経験について聞いてみました。
オール電化の実際の使用者のいくつかのお声をご紹介します。

1:暖房の弱点と寒さへの不満

オール電化は立ち上がりが遅く、部屋を暖めるのに時間がかかることがあります。
特に、「1日の中で2時間、通電がカットされる」という電気プランを利用している家庭では、一時的に暖房が止まり、寒さを感じることがあるようです。

2:停電時のリスク

すべての設備が電気に依存しているため、停電が発生すると照明、暖房、給湯、調理といった基本的な生活機能がすべて使用不可能に。
特に、寒冷地ではこの問題は死活問題にもなり得ます。

3:お湯の使い勝手の問題

夜間にお湯をまとめて沸かすシステムは、大量のお湯を一度に使用すると、次にお湯を使うまで時間がかかることがあります。
昼間に再度お湯を沸かす場合、高い電気代がかかることで経済的な負担が増します。

4:IHクッキングヒーターの調理器具への制限

IHクッキングヒーターはIH対応の調理器具のみ使用可能で、既存の調理器具が使用できなくなるため、すべての調理器具を新しく購入する必要があります。

これらの点を踏まえると、オール電化にする際には、暖房の効率性、停電時の備え、お湯の使い勝手、調理器具の制約など、さまざまな点を知っておく必要があります。

 

□オール電化にするメリット


オール電化が、新築の家づくりにおいて選ばれ続ける背後には、多くの利点が存在するからです。
後悔を上回る、オール電化のメリットをみていきましょう。

1:火災のリスク低減

オール電化は、家庭内の火の気を大幅に減らすことで、火災のリスクを低減します。
特に、小さなお子様や高齢者がいる家庭では、留守中の火の不始末に関する心配が軽減されるため、安心して生活できます。

2:基本料金の統一と節約

オール電化にすることで、ガスの基本料金が不要になり、光熱費の管理が電気のみで済むようになります。
電気とガスを併用している場合に比べ、節約がしやすくなるというメリットがあります。

3:夜間の電気代の削減

オール電化の最大の利点は、夜間の電気代が格安になることです。
時間帯別料金制を上手く利用すれば、電気代の大幅な節約が可能に。
エコキュートや洗濯機をはじめ、夜間に使用することでコストを抑えられる家電は多く、長期的に見るとかなりの節約効果が期待できます。

4:断水時でもお湯が使用可能

オール電化の給湯器は貯湯式であり、大量のお湯をタンクに貯めておくため、断水時でもお湯を使えます。
災害時においても、この機能は大きな安心材料となります。

以上のメリットから、オール電化は多くの新築家庭に選ばれ続ける理由がわかります。
安全性の向上、経済性、そして災害時の備えとしての利点を考慮すると、オール電化は多くの家庭にとって魅力的な選択肢といえるでしょう。

 

□オール電化にするデメリット


新築でオール電化を選ぶ際には、メリットと同じくらいデメリットもしっかりと理解しておく必要があります。
オール電化に関連する主なデメリットを解説します。

1:停電時のリスク

オール電化住宅では、停電が発生すると、生活に必要なすべての機器が使えなくなるという大きなデメリットがあります。
冷蔵庫や電子レンジはもちろん、暖房や調理機器も使用不能になり、生活に大きな支障をきたします。

2:水圧の弱さ

オール電化のエコキュートをはじめとする給湯器は、貯湯式であるため、直圧式のガス給湯器に比べて水圧が弱く感じることがあります。
水圧を重視する場合には、この点が不満となる可能性があります。

3:定期的なメンテナンスの必要性

エコキュートといった貯湯式給湯器は、タンク内に汚れが溜まることがあり、定期的なメンテナンスが必要になります。
年に数回のメンテナンスは、手間と時間がかかる作業となります。

4:導入費用の高さ

オール電化には、エコキュートやIHクッキングヒーター、浴室乾燥機など、さまざまな設備が必要となります。
これらの導入費用はガス器具に比べて高額になる傾向があり、新築の初期費用を押し上げる要因の一つです。

5:貯湯タンクのスペース要件

エコキュートのような貯湯式給湯器は、大型のタンクを必要とするため、設置スペースが大きくなります。
特に、土地が限られている場合には、貯湯タンクの置き場所に困る可能性があります。

これらのデメリットを踏まえ、オール電化を選択する際には、利便性や経済性だけでなく、停電時のリスクやメンテナンスの手間、導入費用など、総合的な視点で検討することが重要です。

 

□まとめ


オール電化は火災に対するリスクや光熱費の節約、断水時のお湯の使用など暮らしが快適になる反面、注意すべきデメリットも存在します。
この記事では、オール電化にする際の後悔ポイント、メリットなどを解説しました。
これらの情報を参考に、自分や家族の生活スタイルに最も合った選択にすることが、新築の家づくりにおいて最も重要な決断となるでしょう。

当社は埼玉県で注文住宅やリフォームを手掛けております。
初めての家づくりでも、後悔しないような施工をいたしますのでぜひお気軽にお問い合わせください。