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2023年7月14日

注文住宅における住宅ローンについて解説!



注文住宅を建てる際には、資金調達の方法として住宅ローンを組む方が多いです。
しかし、住宅ローンは複雑なので、どのようにすれば良いのかわからない方は多いのではないでしょうか。
そこで、今回は住宅ローンの基本について解説します。

 

□注文住宅における住宅ローンの基本パターン


住宅ローンの基本パターンは3つあります。

・建築費のみ

建築費のみを住宅ローンで払う人は、土地を既に持っているか、土地を自己資金で買える人です。
融資は家の引き渡し時に実施されます。
このローンの組み方は最も一般的でほぼすべての金融機関で対応しています。

・建築費と土地

住宅ローンで建築費と土地代金を払う人はある程度の自己資金はあるが、それだけでは費用が足りない人です。
建築費のみの場合と同様にほぼすべての金融機関で対応しており、融資は家の引き渡し時に実施されます。

・土地先行融資を使う

土地先行融資では、土地代金分の融資が土地を購入して支払う際に行われるため、自己資金が不足している方におすすめです。

一般的に、住宅ローンは土地の購入だけでは組めませんが、金融機関の中には「家を建てる」という約束のうえで、土地を購入する際に1回目の融資を実施し、2回目の融資を家の引き渡しに時に実施してくれるところもあります。

しかし、土地先行融資を取り扱っている期間は少ないため、注意が必要です。
土地先行融資が厳しい場合は、土地と家をそれぞれ担保し、2本の住宅ローンを組むいわゆる「2本立て」の住宅ローンと呼ばれる選択肢もあります。

 

□つなぎ融資について


 

*つなぎ融資とは


「つなぎ融資」とは、住宅ローンの契約を金融機関でしてからローンが実施されるまでの間に必要となる工事中の支払いなどの資金を集めるための融資です。

家の建築をする際には、融資前に土地の購入費用や工事の契約金、着工金、中間金などの支払いが必要となります。
しかし、ローンの実施は建物が完成して引き渡されてからではないとできません。
つなぎ融資を用いれば、これらの費用を工面でき、費用負担を軽くできます。

 

*つなぎ融資のメリット・デメリット


つなぎ融資にはメリット・デメリットの両方があります。

・メリット

つなぎ融資のメリットは、自己資金が少なくても注文住宅が建てられることです。
支払う費用の準備を建築工事中にできなかった場合は、住宅ローンを活用しても購入できるのは、マンションや既に完成している建売に限定されます。

・デメリット

つなぎ融資のデメリットは、金利が高いのと住宅ローンとは別に融資の事務手続きと事務手数料が必要になることです。
現在の住宅ローンの金利が高くても1%台に設定されているのに対し、つなぎ融資の場合は、約2~3%台と高めに設定されています。

つなぎ融資分を全額返済するまで、その金利の利息を支払わないといけません。

 

*つなぎ融資を利用する流れ


つなぎ融資は以下のような流れで行います。

家の建築を依頼するハウスメーカーや工務店に建築費用の概算を出してもらい、住宅ローンの事前審査を金融機関で受けます。
つなぎ融資の申し込みの際に必要となるので忘れずに行いましょう。

事前審査を通過すると工事契約を締結します。
住宅ローンとつなぎ融資の契約を締結します。
住宅ローンが融資されるまでに必要な費用はつなぎ融資が支払いに充てられます。

住宅ローンの融資が実施されたら、つなぎ融資の返済と残金返済を行います。
住宅ローンの返済を開始します。

 

□住宅ローンを組む時の注意点


・利用する金融機関によって条件が異なる

注文住宅の住宅ローンを考える際には、「つなぎ融資」や「土地先行融資」などの特殊な融資があります。
金融機関によってはつなぎ融資などに対応できない場合があり、融資タイミングの柔軟さや審査基準もそれぞれ違います。

住宅ローンを申し込もうとしている金融機関についてしっかり調べ、条件を比較しましょう。

・金利は常に変動する

ローンを組む際は住宅ローンに限らず、金利は常に変動しているということを意識してください。
近年は比較的低金利な状態が続いていますが、数年後にはどうなるかは予測できません。
低金利が続く場合もあれば、金利が高くなる可能性もあります。

住宅ローンを組む際は、金利は常に変わるということを意識して現状でベストな金利で住宅ローンを組みましょう。

・専門家にアドバイスをもらう

住宅ローンはよりお得にしようとするほど、ローンの申し込みや手続きが複雑になります。
自分だけで行うと難しいため、よりスムーズに住宅ローンの融資を受けるために専門家に相談するのがおすすめです。

 

□まとめ


本記事では、注文住宅における住宅ローンの基本パターン、つなぎ融資、住宅ローンを組む際の注意点について解説しました。
住宅ローンの基本と大体の流れは説明しましたが、金融機関や住宅ローンの種類によって条件は変わってくるため、わからない場合は、自分で解決しようとせずに専門家に相談しましょう。
当社はお客様の要望に寄り添った家づくりをしております。
伊奈町・白岡市・久喜市周辺で注文住宅についてわからないことがありましたら、お気軽に当社にお問い合わせください。